高エネ研 「ベル2」仕上げ作業公開 来年3月に稼働

©株式会社茨城新聞社

完成間近の測定器「ベル2」への「崩壊点検出器」取り付け作業=つくば市大穂の高エネルギー加速器研究機構

高エネルギー加速器研究機構(つくば市大穂)は21日、完成間近の測定器「ベル2」の最後の仕上げ作業を公開した。来年3月に本格稼働させる予定。

ベル2は、現在の宇宙がなぜこのような姿になったのか、その謎を解くために使われる測定器。宇宙の発展過程で消えた「反物質」の謎解明を目指す。

2011年に建設が始まり、縦、横、奥行きいずれも8メートル。10年まで稼働していた従来の機器の性能を高度化させた。

今回公開されたのは「崩壊点検出器(VXD)」の取り付け作業。同検出器は「B中間子」の崩壊した場所を調べる役割を担う。

今後、ベル2の完成により、加速器「スーパーKEKB」で電子と陽電子を衝突させ、そこから発生する粒子「B中間子」が他の粒子に壊れていく様子の測定を行っていくという。(高阿田総司)