<レスリング>【2018年世界選手権・レビュー(10)】男子フリースタイル125kg級/決勝・表彰式・闘いのあと

(2018年10月20~21日、ハンガリー・ブダペスト / 撮影=保高幸子)


【男子フリースタイル125kg級・優勝】
Petriashvili, Geno(ゲノ・ペトリアシビリ=ジョージア)

 1994年4月1日生まれ、24歳。8歳からレスリングを始める。2011年欧州カデット選手権100k級優勝、2011年世界ジュニア選手権120kg級2位と早くから頭角を現す。シニアでも2013年に120kg級で世界選手権3位へ。2015年にも世界選手権125kg級で3位となり、2016年はU-23とシニアの欧州選手権を制覇。リオデジャネイロ・オリンピックで銅メダルを獲得した。

 2017年はU-23欧州選手権で優勝したあと、初の世界一へ。2018年は欧州選手権はリオデジャネイロ王者のタハ・アクグエル(トルコ)に敗れて2位に終わったが、世界選手権では2年連続優勝を達成した。

 《1回戦~決勝の成績》
決 勝 ○[6-0]Deng, Zhiwei(中国)
準決勝 ○[13-6] Hadi Basmanj, Parviz Khodavirdi(イラン)
3回戦 ○[8-5]Khizriev, Anzor(ロシア)
2回戦 ○[Tフォール、3:35=11-1] Ligeti, Daniel(ハンガリー)
1回戦  BYE


2~3位選手

[2]Deng, Zhiwei(デン・チウェイ=中国)
[3]Gwiazdowski, Nicholas Edward(ニコラス・エドワード・グウィアドウスキ=米国)
[3]Hadi Basmanj, Parviz Khodavirdi(パルビス・コダビルディ・ハジ・バスマンジ=イラン)

【左から】2位=デン・チウェイ(中国)、優勝=ゲノ・ペトリアシビリ=ジョージア(ロシア)、ニコラス・エドワード・グウィアドウスキ=米国)、パルビス・コダビルディ・ハジ・バスマンジ(イラン)

その他の注目選手の闘い

 2016年リオデジャネイロ・オリンピック王者で昨年2位、欧州選手権優勝のタハ・アクグエル(トルコ)は3回戦でバスマンジ(イラン)に2-3で敗れ、バスマンジが準決勝で敗れてメダル獲得ならず。

 昨年5位のアンゾール・キズリエフ(ロシア)は3回戦で優勝したペトリアシビリ(ジョージア)に黒星。敗者復活戦に勝って3位決定戦に進んだが、バスマンジ(イラン)に敗れた。

 アジア選手権優勝のダビッド・モズマナシビリ(ウズベキスタン=元ジョージア)は出場しなかった。


【男子フリースタイル125kg級・決勝】
Petriashvili, Geno(ジョージア)○[6-0]●Deng, Zhiwei(中国)

© 公益財団法人日本レスリング協会