得点数やシーズンを通しての安定感などを考えれば、リオネル・メッシとクリスティアーノ・ロナウドの2人は間違いなく世界最高の存在だ。彼らが積み重ねる毎シーズンの得点数は驚異的なレベルにあり、他の選手が真似するのは不可能に近いだろう。加えて2人とも好不調の波がほとんどなく、怪我も少ない。驚異的なパフォーマンスを毎シーズン約束することができ、その安定感も2人が高く評価される理由だ。
しかし、かつてバルセロナなどで活躍したMFデコにはどうしても頭から離れないプレイヤーがいる。スペイン『as』によると、それはロナウジーニョだ。デコとロナウジーニョはバルセロナで共に戦い、魅惑の攻撃サッカーを展開していた。ロナウジーニョはメッシやロナウドに比べれば世界最高の座にあった時間は圧倒的に短い。しかし、デコにとってはロナウジーニョこそNo.1なのだ。
「レオとクリスティアーノが最高の選手なのは明らかだ。特に誰も彼らがこれだけ長くこのレベルにあると考えていなかったからね。ただ、僕にとって最もインパクトがあったのは疑いようもなくロニーだった。僕にとっては彼が常にベストだよ」
得点数の面でもロナウジーニョは2人に及ばない。しかし足下の技術ならば2人を超えているのではないか。魔法を具現化できる圧倒的な技術、誰も思いつかない独特なアイディアと、ロナウジーニョのプレイに魅せられてサッカーを好きになった人も多いはず。見ていて最も楽しい選手はロナウジーニョなのかもしれない。