カージナルス前監督のマシーニーがロイヤルズのアドバイザーに就任

日本時間11月24日、ロイヤルズはカージナルス前監督のマイク・マシーニーが選手育成部門の特別アドバイザーに就任したことを発表した。48歳のマシーニーは、スカウティングや選手育成を含めた球団運営の様々な面でロイヤルズをサポートすることになるようだ。

ロイヤルズのデイトン・ムーアGMは「マイク(・マシーニー)が我々の組織の一員となる機会を得ることができたのは、非常に素晴らしいことだ」と語り、マシーニーの加入を歓迎した。「ベストの野球人を雇うというのが常に我々のポリシーだ。マイクは選手と監督の両方で球界に貢献してきた人物だし、彼の豊富な知識は我々の組織をより良いものにしてくれるだろう。彼が我々の組織にもたらすであろう新たな可能性を、私はとても楽しみにしているよ」とムーアはマシーニーへの期待を口にした。

マシーニーは現役時代はメジャーを代表する好守の捕手として活躍し、ブリュワーズ、ブルージェイズ、カージナルス、ジャイアンツの4球団で計13シーズンにわたってプレイ。カージナルス時代の2004年にはリーグ優勝を経験し、ワールドシリーズに出場した。2000年、2003年、2004年、2005年と4度のゴールドグラブ賞を受賞し、2003年には捕手では史上3人目となる守備率10割を達成(捕手として100試合以上に出場した選手に限る)。2002年から2004年にかけてマークした252試合連続無失策と1565守備機会連続無失策はメジャー記録となっている。

2012年から今季途中まではカージナルスの監督を務め、就任初年度から4年連続でポストシーズンに進出。これはメジャー史上初の快挙だった。今季は開幕から93試合(47勝46敗)を消化したところで解任されたものの、チームを率いたすべてのシーズンで白星が先行。通算1065試合で勝率.555(591勝474敗)をマークしている。マシーニーはカージナルスの監督に就任する前にカージナルスの選手育成部門で特別アシスタントを務めた経験があり、来季限りでの退任が予想されているロイヤルズのネッド・ヨスト監督の後任有力候補に躍り出たと言っても良さそうだ。

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