個性豊か、芸術一色 小湊鉄道沿線7エリアで「アートいちはら2018秋」開幕

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西形さんが手掛けた作品。アクリル板が敷かれ、空間的な広がりが感じられる=23日、市原市

 紅葉シーズンを迎えた市原市南部の里山や廃校が、個性豊かな芸術によって美しく彩られた。23日開幕した「アートいちはら2018秋」。アート好きの老若男女は目当ての会場に時間の許す限り足を運び、小湊鉄道沿線を中心とした七つのエリアは活気に包まれた。

 地域おこしにアートを活用する恒例の取り組みで、今回は観光客が増加する紅葉シーズンに合わせての開催。来場者は開放感抜群の里山トロッコ列車に乗ったり、一方ではドライブを楽しんだりしながら続々と会場入りした。

 最南端の養老渓谷エリアにたたずむ古民家ギャラリー「アートハウスあそうばらの谷」には、今回の目玉作家、西形彩庵さん(34)の作品が登場。築100年超の古民家を色鮮やかな染色作品が彩り、幻想的な音や香りとともに来場者を魅了している。

宮沢賢治の代表作「銀河鉄道の夜」と小湊鉄道にちなんだ展示が行われる旧里見小学校

 オープニングレセプションでは、西形さんが自ら作品を解説した。イメージしたのは「宇宙」。色合いの変化で柔らかさや激しさを表すとともに、床面の反射で底知れない広さも表現したといい、「それぞれ見る位置から印象が違うはず」と見どころを紹介した。

 残りの開催日は24、25日と12月1、2日(「アートハウスあそうばらの谷」のみ24日~12月2日)。午前10時~午後4時。鑑賞パスポート300円。問い合わせは市芸術祭推進課(電話)0436(50)1160。