【平成の長崎】火災の豪華客船が再進水式 三菱重工長崎造船所

平成15(2003)年

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 三菱重工長崎造船所香焼工場(西彼香焼町)で9月15日、世界最大級の豪華客船サファイア・プリンセス(旧ダイヤモンド・プリンセス、113、000トン)の進水式があった。
 同船は最初の進水式から約4カ月後の昨年10月1日、同造船所立神工場岸壁(長崎市)で艤装(ぎそう)工事中に出火、船体の約四割を焼損した。その後、香焼工場に移し、同型二番船と名前を入れ替え、大掛かりな修復作業を進めていた。
 式には船主のP&Oプリンセスクルーズ・インターナショナル(英国)と三菱重工の幹部ら関係者約百四十人が出席し「再進水」を祝った。
 P&Oと合併したカーニバル社(米国)のミッキー・アリソン会長夫人が手おので支え綱を切断すると、全長290メートルの巨体が船尾からゆっくりドックを出ていき、工場東岸壁に着岸した。
 今後は艤装工事を進め、11月に五島灘で試運転をする。完成と引き渡しは来年5月の予定。(平成15年9月17日付長崎新聞より)
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【平成の長崎】は長崎県内の平成30年間を写真で振り返る特別企画です。

火災から約1年で修復され進水したサファイア・プリンセス=西彼香焼町、三菱重工長崎造船所香焼工場