WITH長崎リニューアル エントランスなど大規模に

 飲食店やスナックなどが入居する長崎市浜町の商業ビル「WITH長崎」で大規模リニューアル工事が完了し24日、記念式典が開かれた。1階エントランスなど共用部分を中心に改装。今後は、店内の設備や内装をあらかじめ整備してすぐに開業できる状態で貸し出す仕組みを導入する予定で、貸していない20店舗分の改装を計画している。
 WITH長崎は全国で商業ビルやホテルを展開するジャスマック(東京)が運営し、1986年10月開業。地上9階地下1階建てで「ウィズビル」の通称で知られており、現在は26店舗が入居している。
 同社はリニューアルに約8億円を投資。エレベーターや看板を一新したほか、エントランスに120インチのプロジェクターや店舗案内が見られるタッチパネル、喫煙ルームを設けた。内装などを整えて貸し出す仕組みは「店舗銀行システム」と呼ばれ、同社が起業家支援などを目的に全国各地で運用している。
 記念式典では葛和(くずわ)満博会長が「WITH長崎をさらにまちに溶け込ませ、地域と一緒に発展させたい」とあいさつ。地元商店街の関係者らとテープカットをして祝った。

テープカットをするジャスマックの葛和会長(中央)ら=長崎市、WITH長崎

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