鬼が仏になった里「くにさき」 公式ロゴマーク披露【大分県】

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日本遺産の活用法について語り合うパネリスト=24日、豊後高田市役所
記念講演する稲葉信子筑波大教授
公式ロゴマークに決まった作品

 「鬼が仏になった里『くにさき』」が文化庁の日本遺産に認定されたことを記念するシンポジウム(大分合同新聞社後援)が24日、豊後高田市役所であった。日本遺産公式ロゴマークも披露した。

 豊後高田と国東両市の関係者でつくる六郷満山日本遺産推進協議会の主催。約120人が参加した。

 日本遺産の審査委員を務める稲葉信子筑波大教授が講演。「日本遺産は地域の魅力再発見と海外への発信につながるので大事にしてほしい」と呼び掛けた。

 段上達雄別府大教授は修正鬼会で登場する鬼を解説し、「人々に幸福をもたらすが、結界を出てしまうと怖い存在になってしまう」と話した。

 パネルディスカッションには、富貴寺住職の河野英信さん、真木大堂観光大使の後藤裕之さん、国東市安岐町の漫画家アキヨシカズタカさんが加わり、国東半島の魅力向上や観光振興に、これからどう活用していくかを語り合った。

 ロゴマークは県内外から271点の応募があり、同協議会事務局が採用作を発表した。選ばれたのは千葉県のデザイナー福田彰宏さんの作品。目は「鬼」と「里」の文字で表現し、鬼の化身とされる不動明王の持つ宝剣と火炎光背が組み合わさっている。

 参加者にはロゴマーク入りのクリアファイルをプレゼントした。

<鬼が仏になった里「くにさき」>

 鬼は一般的に恐ろしい存在だが、国東半島で登場する鬼は不動明王の化身とされ、人々に親しまれている。修正鬼会や鬼の信仰が多く残っている。豊後高田と国東両市が申請し、5月に文化庁の日本遺産認定を受けた。