「チーム桃園」が農業指導 健全育成と仲間づくりに【大分県】

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桃園小学校で児童に農作業体験のボランティアをしているチーム桃園の人たち
チーム桃園の指導で脱穀を体験する児童

 大分市桃園校区の60~80代の男性有志で結成した「チーム桃園」(福間敬之輔代表)。桃園小学校(小玉照泰校長、467人)の児童らに「昔ながらの農作業を体験してもらおう」と、米や野菜の植え付けから収穫までをボランティアで教えている。

 15年ほど前、校区内の自治会役員らが同小でボランティア活動をしたのが始まり。8年前に当時の校長がチーム桃園と名付けたという。現在は17人が所属。伝統的な農機具を使い、サツマイモ(1年)やブロッコリー(4年)などの栽培を指導している。

 米を担当した5年生75人は6月、校庭内の水田64平方メートルに苗を植え、10月に稲刈り。今月1日には、「田んぼの先生」と呼ぶ福間代表(85)らと、足踏み式の脱穀機を使った作業に初挑戦した。精米後の米16・2キロは給食に出される予定。

 山崎羚生(れお)君(11)は「小さかった苗が大きく育ち、すごい。脱穀機は力が必要だと思った」と目を丸くした。小玉校長(59)は「校内の池の手入れなど環境整備にも積極的に関わり、学習をサポートしてくれる存在」と感謝する。

 発足当初から参加している宮崎義春さん(74)は「青少年の健全育成につなげたい」と目を細める。5年前に入会した藤沢達夫さん(69)は「退職後に仲間づくりができたことがうれしい」と笑顔で話した。