【平成の長崎】昆虫の名前教えて 採集品分類会 平成16(2004)年

 子どもらが採集した昆虫などの名前や特徴を専門家が教える「採集品分類会」が28日、長崎市油木町の市科学館で開かれた。29日まで。
 同科学館主催。自然に対する関心を高めてもらおうと前身の児童科学館時代から毎年開き、今年で47回目。県内の植物、昆虫、岩石の研究家など約15人が解説。児童らは夏休みの宿題で採集した昆虫の名前などを教わった。
 夏休みの自由研究でクマゼミの羽化の様子などを観察し、リポートにまとめた市立城山小3年の宮本さん(8つ)=同市富士見町=は「教えてもらったことを参考にもう少し書き加えて2学期に学校に提出するつもり」と話した。
 岩石や化石について教えた元中学校教諭の田島さん(71)=同市8つ尾町=は「自然の事象を深く観察することで、潜んでいる科学的事実を会得してもらえれば」と語った。
(平成16年8月29日付長崎新聞より)
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【平成の長崎】は長崎県内の平成30年間を写真で振り返る特別企画です。

専門家から昆虫の名前などを教えてもらう子どもたち

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