【平成の長崎】「母子」別れのいななき 有明でホロンコ市

平成16(2004)年

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 島原半島の秋の風物詩として知られる馬の競り市「ホロンコ市」(島原雲仙農協主催)が11日、南高有明町湯江の有明の森西側公園であり、生産者と県内外の購買人らでにぎわった。
 当歳馬(今年生まれた子馬)10頭、一般馬14頭がそれぞれ競りに掛けられた。子馬と母馬は寄り添って並走。母馬の乳を飲む子馬もおり、別れを惜しむかのようないななきが会場に響いた。
 競り人が子馬の性別や成育状態などを告げると、生産者が母馬と子馬を引き連れて登場。購買人は「20万円」「25万円」「26万円」などと威勢よく買い値を叫び、商談がまとまると鐘が鳴った。商談成立の当歳馬は6頭。最高45万円の値が付いた。
 県島原振興局農務課によると、島原半島では、島原市と有明町を中心に21戸の農家で401頭の馬が飼育されている。
(平成16年11月12日付長崎新聞より)
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【平成の長崎】は長崎県内の平成30年間を写真で振り返る特別企画です。

競りで寄り添う母馬(左)と子馬=有明町湯江