スーパーフォーミュラ、スーパーGTの国内二冠を獲得した山本尚貴が、F1最終戦アブダビGPを観戦するため緊急訪問。スーパーライセンス獲得のチャンスが巡ってきた山本がF1への熱い思いを語る。
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──昨年チームメイトの(ピエール・)ガスリーとは今回、会いましたか?
山本尚貴:まだ会っていないです。もちろん、彼と会ってあいさつもしたいですが、彼も最終戦でレースをしているので、集中力を切らすようなこともしたくない。しかも、今週末はうまく行っていないところもあって、タイミングがありませんでした。
──F1を生で見て、ここでやれるという自信は?
山本尚貴:やれるかやれないかは、やってみないとわからない。今ここで『自信がありません』と言ったら、それで話は終わってしまう。やれるかやれないかというより、そこに立つか、チャンスを掴みにいくのかどうかということのほうが大事だと思っています。
今回、ここにいるということはF1への思いがあるからです。もちろん、自分の思いだけでは乗れるステージではないことはわかっています。F1ドライバーになるには、速いだけではなく、体制をしっかりと整えていないと立てないステージだと思っています。
ですから、ホンダさんのバックアップがなければ、ここには立てなかったし、これからもサポートをお願いしたいと思っています。ただ、最終的にF1への扉をこじ開けるのは自分だと思っています。