サッカーの第42回全日本少年県大会は10~24日、長崎県諫早市のトランスコスモススタジアム長崎などで行われ、V・ファーレン長崎U-12が決勝でスネイルを2-0で破り、2年連続3度目の優勝を飾った。V長崎は全国大会(12月26~29日・鹿児島)の出場権を手にした。
各地区予選を勝ち抜いた32チームが参加。トーナメントで競った。
決勝はV長崎が前半20分、MF菊池のパスを受けたFW宮崎が右足で決めて先制。1-0の後半3分にはオウンゴールで加点した。スネイルもFW井原らが果敢にシュートを放ったが、DF内山らを中心としたV長崎の堅い守りを最後まで崩せなかった。
■主将の宮崎 先制Gで流れ
諫早市勢同士の対決となった決勝は、V・ファーレン長崎U-12がスネイルに快勝。ピッチを広く使った攻撃と今大会5試合計1失点の堅守でV2を達成した。尾崎監督は「連覇の重圧もあった中、しっかりと力を出せたのは立派」と選手たちをたたえた。
決勝は主将のエースFW宮崎が流れをぐっと引き寄せた。前半20分、MF菊池のロングパスに反応して相手DFの裏に抜け出すと、落ち着いて先制ゴール。自身今大会5得点目に「役割を果たせてうれしかった」と笑みを浮かべた。後半3分には右サイドから持ち込んだMF川端のシュートがDFに当たってオウンゴール。試合の大勢を決めた。
宮崎は「最後まで全員でやり切れた」と勝因を挙げ、昨年は1次ラウンドで敗退した全国大会に向けて「まず決勝トーナメント進出が目標。いい結果を出せるよう自分が頑張る」と雪辱を誓っていた。