大谷所属のエンゼルス ウーテンが打撃コーチ補佐に就任

日本時間11月26日、大谷翔平が所属するエンゼルスは、2002年にワールドシリーズを制したときのチームの一員であるショーン・ウーテンが打撃コーチ補佐に就任することを発表した。今季終了後にマイク・ソーシア監督が退任し、ブラッド・オースマスが新監督に就任したエンゼルスは、コーチング・スタッフの組閣作業を進めており、ウーテンは投手コーチのダグ・ホワイト、打撃コーチのジェレミー・リードに続いて3人目となる。

ウーテンは現在46歳。今季はリードとともにエンゼルスのマイナー組織で若手選手の指導を担当し、打撃コーディネーター補佐を務めていた。ソーシア監督のもとでは、過去3シーズンにわたってポール・ソレントが打撃コーチ補佐を務めていたが、ウーテンはそのポジションに取って代わることになった。

現役時代のウーテンは、捕手、一塁手、三塁手としてエンゼルスで4シーズン、フィリーズとレッドソックスで各1シーズンの計6シーズンにわたってメジャーでプレイ。メジャー2年目の2001年には79試合に出場して打率.312、8本塁打、32打点、OPS.798の好成績を残し、チームがワールドシリーズを制した2002年にも49試合で打率.292、3本塁打、19打点、OPS.773をマークしたが、自己最多の98試合に出場した2003年は打率.243、7本塁打、32打点、OPS.653と成績を落とし、そのオフにフィリーズへ移籍した。その後、フィリーズ、レッドソックス、ツインズ、パドレス、メッツと毎年のように移籍を繰り返し、2008年にはパドレスに復帰したが、2005年を最後にメジャー復帰を果たすことはできず、2008年限りで現役を引退。メジャーでの通算成績は267試合に出場して打率.272、18本塁打、86打点、OPS.711となっている。

来季は指名打者に専念することが確実となっている大谷は、リード打撃コーチとウーテン打撃コーチ補佐の指導を受けながら、メジャー2年目のさらなる活躍を目指す。

© MLB Advanced Media, LP.