リカルド「戦略が期待どおりに機能せず、上位争いから脱落。最後にシューイをしたかった…」:F1アブダビGP日曜

 2018年F1アブダビGP決勝で、レッドブル・レーシングのダニエル・リカルドは4位だった。

■アストンマーチン・レッドブル・レーシング
ダニエル・リカルド 決勝= 4位
 このチャプターの締めくくりに表彰台に上りたかった。だから4位では大喜びはできないし、がっかりしているんだ。

 一時トップを走ったことは楽しかったけれど、長くステイアウトしたことで、上位グループに後れを取ってしまった。僕らの選択肢は多くはなかった。もっと早くピットインしてコース上のポジションを守った方がよかったのかもしれないが、まさかスーパーソフトがあれほど長持ちするなんて誰も思わなかっただろう。

 タイヤ交換した後はペースの面で僕にアドバンテージがあったけれど、それもすぐになくなってしまい、(前を走る)マックス(・フェルスタッペン)やその前のドライバーたちにチャレンジすることができなかった。

 今はまだ今日のレースのことで頭がいっぱいだけど、興奮が収まったら、レッドブルと過ごした5年間のことを思い起こすだろう。彼らと一緒にチャンピオンになりたかった。それはかなわなかったが、彼らのおかげで初めてのポールポジション、優勝、表彰台を達成することができた。これまで僕がF1で成し遂げてきたことは、すべて彼らのおかげだ。心から感謝している。

 レース前にガレージで皆がセレモニーをして、愛情を示してくれたのはとてもうれしかった。あの時のことは絶対に忘れない。

2018年F1第21戦アブダビGP ダニエル・リカルド(レッドブル)

 この5年のことをチームに、この10年のことをレッドブルに感謝したい。彼らとの最後のレースで、自分の靴からシャンパンを飲んで、皆と祝いたかった。それはできないけれど、レッドブル・ファミリーへの感謝と愛を示して、このチャプターを終えようと思う。

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