西武郭俊麟、800万円減でサイン 渡辺SDからの発破に「このまま終われない」

契約更改に臨んだ西武・郭俊麟【写真:上岡真里江】

年俸1200万円で更改、渡辺SDからは「来年はスタートから勝負だぞ」

 西武の郭俊麟投手(26)が26日、所沢のメットライフドームで契約更改を行い、800万円ダウンの1200万円(推定)でサインした。

 今季は2年ぶりに1軍マウンドに立ち、3試合1勝0敗。3年ぶりの勝利を飾った。昨年は故障もあり、1、2軍あわせて登板機会が一度もなく終わっていただけに、「今年はまず、ファームでしっかりと投げられることをアピールする」ことが最大の目標だったという。

 だが、8月26日に1軍昇格。さらに、優勝がかかった9月15日、27日の2位ソフトバンクとの直接対決という、チームにとって非常に大事な試合での先発も任され、大きな自信回復になった。

 交渉の席では、渡辺久信シニアディレクター兼編成部長から「来年は、スタートから勝負だぞ」と発破をかけられた。

「来年も期待していただいた。自分の中でも、このままでは終われない。競争も激しいことは覚悟していますが、自主トレ、オフときちんとトレーニングして、来年2月1日のキャンプインから、1軍の首脳陣にアピールしたい」

 オフ期間は、台湾に帰郷し自主トレを行う。今季1軍で直面した「コントロールとマウンド上でのメンタル」をテーマに鍛錬を積み、来季のローテーション入りを目指す。(上岡真里江 / Marie Kamioka)

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