【ラ・リーガ】もしもVARがなかったら?バルサが首位でレアルは変わらず…

”エル・クラシコ”でもVARが登場した

ラ・リーガも第13節まで終了し、全日程の約3分の1が消化された。今シーズンから導入されたビデオ・アシスタント・レフェリー(VAR)によって多くの判定が覆っているが、もしもVARが存在せずジャッジがそのまま反映されていたら順位表はどうなっていたか。事例をいくつか挙げて検証した。

すでに大きな話題を呼んでいるVAR。直近の第13節でもVARによって3試合で4回判定が正されており、その結果が勝敗に大きく直結している。エイバルとレアル・マドリードの一戦でもそれが見られ、エイバルの先制点に副審がオフサイドの旗を挙げる中、主審はVARによりゴールと決断した。

レアルは今季、VARにより結果が大きく分かれた試合がいくつか存在する。エスパニョール戦ではオフサイドのジャッジが覆り勝利したものの、レバンテ戦ではラファエル・ヴァランヌがペナルティエリア内でファウルを犯したとされ、プレーから数十秒後にPKの判定に。さらにマルコ・アセンシオのゴールが一度は認められたが、VARによりオフサイドの判定が言い渡された。レアルにとってVARが有利不利どちらにも働いており、結局今の6位という位置は変わらなかっただろう。

今節で首位陥落となったバルセロナは、VARがなければ違う未来が待っていたかもしれない。バルサの試合自体で直接結果に響いたVARによりジャッジはないものの、現在1位のセビージャはセルタ・ビーゴ戦でウィサム・ベン・ヤーデルのゴールがオフサイドからゴールに変更されている。この試合でセビージャが引き分けていたら、第13節時点でバルサが首位となっていた。

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