相手チームの警察官を殴る蹴るの暴行…4選手が2年間の懲役刑に

『L'Equipe』など各メディアは、「ABテレノワールに所属している4選手に対し、2年の懲役刑が言い渡された」と報じた。

当該の事件は11月3日に発生したもの。アマチュアリーグのABテレノワール対ASPTTサンテティエンヌの試合終了後だった。

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テレノワールでプレーしている27~36歳の4名の選手が、ホイッスルが鳴ったあとにサンテティエンヌ側の選手を襲撃した。

それをきっかけに他の選手やサポーターも加わり、大規模な暴動に発展。襲撃された選手は鼻や顔面など複数の骨折を負ったとのこと。

被害者はフランス警察で犯罪対策班に所属しているアマチュア選手で、今後30日間の静養、そして精神的なケアが必要になっているという。

当初は被害者側が行ったタックルに激昂したと言われていたが、後の調査によって加害者側が彼を警官であると認識していたことが判明した。

フランスでは当時、ハロウィンのパレードで一部暴徒化した民衆に対して催涙弾などを使用した警官への反感が高まっており、そのために襲撃が計画されたと考えられているそう。

なお、犯人のうち2名は事件の翌日に自宅で逮捕され、他の2名は同日に警察へ出頭したとのこと。

そして今回彼ら4名の裁判が行われ、2年間の懲役刑(そのうち1年間は処分保留)、スポーツ会場への5年間訪問禁止が言い渡されたそう。

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