【MLB】270発ベテラン捕手マキャンがブレーブスと1年契約 デビューした古巣へ帰還

ブレーブスと契約したブライアン・マッキャン【写真:Getty Images】

2013年オフにヤンキースへFA移籍、昨季はアストロズで世界一経験

 アストロズからフリーエージェント(FA)となっているブライアン・マキャン捕手が26日(日本時間27日)、ブレーブスと1年200万ドル(約2億2700万円)で契約合意に達し、入団会見に臨んだ。MLB公式サイトほか複数の米メディアが伝えている。2005年のメジャーデビューから2013年まで9シーズンをブレーブスで過ごしたマキャンにとって、古巣への里帰りとなる。

 34歳のベテラン捕手は2002年ドラフト2巡目でブレーブスに入団。2005年にメジャーデビューして以来、ブレーブスで選手としての基礎を作った。FAとなった2013年オフに、ヤンキースと5年8000万ドル(約90億8500万円)の大型契約を結んで移籍。ヤンキースでは田中将大投手とコンビを組んだ。2016年オフにアストロズへトレード移籍すると、翌2017年にワールドシリーズ制覇に貢献。米スポーツ専門サイト「ジ・アスレチック」のケン・ローゼンタール記者によると、再びFAとなった今オフ、アトランタ近郊出身のマキャンはブレーブスに戻ることを最優先に考えていたという。

 ブレーブスでは、同じく古巣に戻ってきた33歳タイラー・フラワーズ捕手との併用が見込まれている。マキャンはたびたび膝の怪我に悩まされてきたが、キャッチング技術には定評がある。ブレーブスで2年を過ごしたカート・スズキ捕手が今オフ、同地区ライバルのナショナルズへFA移籍しており、その穴を埋めるには最適な人物だった。

 今季は63試合の出場にとどまり、打撃成績は打率.212、7本塁打、23打点と奮わなかったが、昨季まで12年連続2桁ホームランを記録。メジャー14年で通算1670試合に出場し、打率.263、270本塁打、973打点の成績を誇る。

 新人王ロナルド・アクーニャJr.ら将来有望な若手選手を多数擁するブレーブスにとって、頼れるベテランがまた1人加わった。(Full-Count編集部)

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