調味料選手権 酢部門 「酢しょうが」最優秀賞 松本農園(島原)製造販売 用途の幅広さ評価

 全国各地の優れた調味料を発掘する「調味料選手権2018」(日本野菜ソムリエ協会主催)の酢部門で、島原市の松本農園が製造販売する「酢しょうが」が最優秀賞に輝いた。
 調味料の魅力を広めようと、2010年から毎年開催。今回は塩やしょうゆ、ドレッシングなどの17部門に、全国の調味料メーカーなど96社から140点の応募があった。
 松本農園は100年以上続くショウガ農家。17年6月に法人化し、社名を「人作」とした。火山灰を多く含んだミネラル豊富の軟らかな土壌が育んだショウガは、辛みが穏やかで、繊維質を感じさせないのが特長という。
 「酢しょうが」はショウガの搾り汁に、きび糖と、川添酢造(西海市)の酢を合わせて、香り豊かでまろやかな味わいに仕上げた。冷水や炭酸水で割って飲んだり、生野菜などにかけたりするのがお薦めという。審査では用途の幅広さが評価された。
 松本政彦社長(49)は「島原のショウガを多くの人に味わってもらい、心も体もポカポカになってもらいたい」と話している。200ミリリットル入り800円。問い合わせは人作(電0957・63・4416)。

酢部門の最優秀賞に輝いた「酢しょうが」(日本野菜ソムリエ協会提供)

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