被爆者火葬した百日紅公園を清掃 被爆2世や大学生ら

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 長崎原爆で犠牲となった人たちを葬った地として知られる諫早市天満町の百日紅公園で25日、市内の被爆2世や長崎ウエスレヤン大生ら12人が清掃活動に汗を流した。同公園で死体を火葬した救護被爆者らも初めて加わった。
 活動は、長崎被災協・被爆二世の会・諫早(森多久男会長)が2016年から年2回実施。かつて市営火葬場だった同公園は、原爆直後に諫早で息絶えた約400~500人を荼毘(だび)に付したという。
 諫早市原爆被災者協議会の清水多喜男さん(91)は「火葬施設では間に合わず、近くの畑に穴を20~30センチ掘って、10人ずつ並べた。その上にわらを敷き、石油に火を付けて火葬した」と振り返り、当時の惨状を伝える慰霊碑の建立へ協力を訴えた。
 長崎被災協の森内實副会長(81)も参加し、「核兵器廃絶を願う人たちと交流を深め、活動を発信したい」と話した。

原爆犠牲者を火葬した地で当時の惨状を大学生に話す清水さん(右)=諫早市、百日紅公園