
衆議院災害対策特別委員会(望月義夫委員長)は26日、胆振東部地震で甚大な被害を受けた厚真、安平、むかわの3町を視察し、被害状況を確認した。
視察したのは望月委員長(自民)に山岡達丸委員(国民)ら12人。むかわ町で全半壊した住宅を見た後、厚真町で大規模な土砂崩れによって犠牲者を出した富里地区の浄水場、安平町では被害が大きかった早来中学校などを見て回った。
厚真町では宮坂尚市朗町長と意見交換。宮坂町長は農業や森林の復旧、災害廃棄物の処理や住宅の確保などを要望した上で「十分な予算措置と人的な派遣をお願いしたい。天皇・皇后両陛下からの励ましとねぎらいに応えるためにも必ず復興を果たしたい」と力を込めた。
望月委員長は「生活再建を確実に進めるため全力で取り組んでいく」と応じていた。
(佐藤重伸)