長崎原爆資料館の新着資料など説明 運営審議会

 被爆者や長崎市議らでつくる長崎原爆資料館運営審議会(舩山忠弘会長)は22日、同市平野町の同館であった。市は10月26日から、図書室ビデオコーナーの視聴コンテンツに、原爆孤児救済に尽くしたポーランド人修道士、ゼノ・ゼブロフスキーさんの生涯を追ったドキュメンタリーを加えたことなどを報告した。
 作品は「ZenoSan(ゼノさん)」。長崎や東京で慈善活動していた当時の写真や映像と、ゼノ修道士を知る十数人の証言で構成した。日本との国交回復60年を記念し、ポーランド在住の男性が同国外務省の支援で制作した。約30分。
 市は世界的な旅行口コミサイト「トリップアドバイザー」の「旅好きが選ぶ!日本の美術館・博物館ランキング」で、同館が博物館の1位となったことなどを紹介した。

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