身長150センチの女性マグロハンター!謎多き美女に色々聞いてみた インスタグラムで見つけた気になるアングラーに迫るというこの企画。初回の取材対象は謎多き美女マグロハンター。その素性は一体どのような人物なのでしょうか?

気になるアングラーに注目!@インスタグラム

インスタグラムで見つけた気になるアングラーに迫るというこの企画。

今回がはじめての取り組みとなりますが、初回からとても魅力的な人物が協力してくれましたよ!

インスタグラマー 「@supernabura」さん

突如すい星のごとくあらわれ、インスタグラムで爆発的な人気を集める@supernaburaさん。

11月現在でのフォロワー数は約35,000。今大注目のアングラーへと迫ります。

注目すべきポイントは?

京都府在住。150センチと小柄な女性ながら、自分の体ほどの大きさの魚を釣り上げるマグロハンター。

インスタグラムでは釣り・グルメ・温泉旅日記をアップしており、マスクや手で顔を隠した写真も多く、どこかミステリアスな魅力を感じさせます。

ルアーフィッシングのシーンでは、イトウ・アカメ・ビワコオオナマズと日本三大怪魚も制覇。

「釣りたい」と思ったターゲットはとことん追い続ける生粋のアングラーなのです。

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謎に包まれた美女アングラーに迫る!

編集部I

まずは釣りをはじめたきっかけについて教えてください。

super nabura

富山県の竹ずしというサクラマスのお鮨を食べたことがきっかけです。
とても美味しくて、サクラマスを釣ってみたいと思いました。

super nabura

他の釣りをしたことはありませんが、難易度の高いサクラマスから釣りをはじめることに

編集部I

出だしから

super nabura

なったんですけど、残念なことに北陸は禁漁期間でした。

編集部I

super nabura

どうしても諦められずサクラマスの情報を調べていると、釣って食べることはできませんが北海道の湖で挑戦できることを知りました。

実際に北海道へ行きサクラマスを探していると、湖を泳ぐ大きなイトウに出会ってしまいます。さらに翌日にはイトウをかけて痛恨のバラシ。

その後年間30日は北海道に通いましたが、再びイトウに会えたのは2年後だったので、すでにどっぷり釣りにはまっていました。

何度も通い続けた幻の魚。諦めることは決してない。

編集部I

サクラマスからイトウへ。釣り初心者が歩んだステップとは思えません(笑)。しかし、北海道から年間30日。ホームエリアでの釣りではなく京都から北海道となると相当な頻度ですね。

super nabura

そうなんです。ですから、イトウのために別荘を買ったこともありますね(笑)テントウ虫が大量発生して手放しちゃいましたけど……。

編集部I

テントウ虫(笑)虫が苦手だったりするんですか?

super nabura

テントウ虫も単体ならかわいいですが、天井が真っ黒になるくらい発生したので。テントウ虫専用の掃除機を買ったぐらいです(笑)。

編集部I

テントウ虫専用の掃除機……?

super nabura

この時はイトウをバラした経験から、合わせるタイミングや大物でも動じないようにシーバス釣りをはじめたり、経験のために色々な釣りをはじめた時期ですね。

シーバスのランカークラスを数釣りし、魚とのファイトを学ぶ。

編集部I

なるほど。こうして様々な釣り物に手を出したというわけですね。

サクラマスは今でも続けていらっしゃるんですか?

super nabura

全てのきっかけでもありますので、難しい釣りの基本だと思って続けています。

60アップのサクラマス。今でも年1~2本を釣っているそう。

強敵がいるから超えたくなる

編集部I

そこからどのようにしてマグロまでたどり着いたのでしょうか?

super nabura

イトウ、サクラマスから釣りを覚えたからかも知れません。
1年に1本釣れれば良いような、なかなか釣れない魚に惹かれます。

つまり、ひたすら待ち続けた努力が一気に報われるような感覚が好きなのです。話しに聞いていたキャスティングでのクロマグロはたまらなく好みな相手でした。

編集部I

イトウを経験したとはいえ、いきなりクロマグロ。さすがに飛び級で難しいような気もするのですが……

super nabura

もちろん。いきなり通用する相手でもないので沖縄のGTで経験を積みました。

編集部I

GTに関しても簡単ではありませんよね?

super nabura

苦戦はしました。初日で15キロほどの釣果を得ることができましたが、通い続ける内に打ちのめされることもありました。

そこからは筋トレもはじめ、GTに対応ができるようになるまでは修行の日々です。

沖縄のGTは対マグロのスパーリング相手。

編集部I

キハダマグロで経験を積むという考えはなかったのですか?
※マグロのキャスティングゲームでは、比較的キハダのほうが小型で釣りやすいとされています。

super nabura

ありません。クロマグロが目標なので……全てはクロマグロとの一瞬の出会いのため、確実に取るための努力です。

編集部I

一瞬の出会いのために努力をする。素敵なアングラー像が見えてきたような気がします。
はじめてマグロと出会った時はどのような状況だったのでしょうか?

super nabura

釣行初日、まさにスーパーナブラにキャストすることができたため、人生初のクロマグロをキャッチすることができました。

さらに翌日にはもう1本。久六島でマグロの大群とも遭遇し、それ以降はマグロのことばかり考えています。

時には1キャストもせずに終了することも。キャッチの喜びは計り知れない。

編集部I

なるほど。女性でしかも150センチと小柄なお体と聞いています。

クロマグロとなると自分より大きな魚と戦うこともあるかと思いますが、ファイト自体はどのように行っているのでしょうか?

super nabura

ある程度鍛えているのはもちろんですが、ドラグ設定は5~7キロほどなので大して負荷はかかっていません。

ポイントはマグロの嫌がることをせず、時間をかけてやり取りすることです。ドラグをロックした無理やりなファイトなら誰だってすぐに疲れちゃいますからね。

あとは船長の操船サポートも大きいです。モンスターマグロの場合は大間の漁師さんや近くの船に助けを求めることもあります。

編集部I

マグロまで行きついたのなら、ある程度上り詰めたような達成感があるのでは?

super nabura

まだこれからです。大間でお世話になっている漁師さんにプレゼントするためにも、今は100キロオーバーのクロマグロが目標です。

一生に1度のクロマグロのため、最近はブルーマーリンで経験を積んでいます。

もっと強いやつがいるからワクワクする。目指す敵はまだまだ大きい。

ちょっと踏み込んで聞いてみた

編集部I

supernaburaさんのアングラーとしての姿だけでなく、ご自身についてもお聞かせ願えればと思います。
ミステリアスな魅力に惹かれる部分もあるのですが、あえて踏み込んだ質問をさせてください。

編集部I

大変な失礼を承知ですが、ご年齢について教えてください。

super nabura

平成(一桁)生まれです。

編集部I

なるほど……
遠征や別荘のくだり、タックルなどからセレブなイメージを持った読者も多いと思われます。

さらにYouTubeチャンネルの方では運転の多いお仕事をされているとのこと。ご職業について触れてもいいですか?

super nabura

お宿と飲食店を経営しております。

遠くまで行くのはおいしいものを仕入れるためですね。より良い物を求め、現地まで足を運んでいます。その際に魚を運ぶために車で長距離移動することも多いですね。

編集部I

若き敏腕経営者ですね……。私は平成3年の生まれなのですが、年齢が近いぶん衝撃を受けています。

super nabura

敏腕ではないですよ!釣りと同じで負けないよう、努力する気構えだけです。

編集部I

失礼な質問ばかりで情けなくなってきた。

京都~青森まで1000キロの道のり。1人で旅することも多いそう。

編集部I

最後の質問です。

釣り人でインスタグラムを利用されている方はまだまだ少ない印象を受けているのですが、インスタグラムの魅力はどこにあるでしょうか?

super nabura

旅の思い出や成果を見てもらいたい気持ちもありますが、単純にこういう場を貴重に思うのです。1日100杯売る人気ラーメン屋さんでも、1日100人と会話したり意見を聞いたりはできませんよね。

多い時だと1投稿で数百人の方へコメントを返させてもらうのですが、本当に勉強になることばかりです。

編集部I

なるほど。これからも素敵なインスタグラムの投稿を楽しみにしています!
ご協力ありがとうございました。

出会いを大切にする素敵な人物。思わずファンになってしまいます。

▼supernaburaさんのYouTubeチャンネルはこちら

スーパーナブラ@YouTube

次はあなたの番かも?

今回からスタートした“インスタグラムで見つけた気になるアングラーに取材をする”というこの企画。

我こそは! というアングラーは『#TSURI HACK取材』のハッシュタグを付けて投稿してみてください。

次の取材ターゲットはあなたかも知れませんよ。

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