カンテの無駄遣いだ! サッリの起用法に批判「なぜ4バックの前で……」

チェルシーのカンテ photo/Getty Images

マウリツィオ・サッリが就任したチェルシーは、アントニオ・コンテが指揮を執っていた昨季に比べてプレイスタイルが大きく変化した。ポイントはナポリから愛弟子ジョルジーニョを連れてきたことで、サッリはジョルジーニョをアンカーに固定してショートパスを繋ぐ攻撃的なスタイルを取り入れている。

それが序盤の好調に繋がっていたのは間違いないが、ジョルジーニョの加入によって役割が変わってしまった者もいる。MFエンゴロ・カンテだ。今季のカンテは高い位置に顔を出すことも多く、攻守に上下動する役割でチームに貢献している。

しかし英『The Sun』によると、元イングランド代表FWアラン・シアラー氏はこの役割に納得していない。カンテを守備に専念させることが勝利への近道で、サッリの起用法は間違いだと考えているのだ。

「なぜカンテを4バックの前でプレイさせないのか疑問だね。レスターはウェス・モーガン、ロベルト・フートのセンターバックコンビでプレミアを制覇した。どちらも素晴らしいDFだが、スピードがない。しかしその欠点をカンテが完璧にカバーしていた。彼は文句なしに世界最高の守備的MFだ。ジョルジーニョは同じレベルにいないよ。スパーズ戦でもカンテは高い位置まで顔を出していたが、彼は攻撃的MFではない。サッリがナポリでジョルジーニョを信頼し、アンカーの位置を任せてきたのは分かっている。だけどスパーズ戦での彼はダメだったよ」

カンテは今与えられている役割も器用にこなしており、攻撃面でも能力は伸びている。しかし、最大の武器である守備力を活かすことができていないのは少しもったいないか。

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