美貌、ダンスで魅了する台湾チア・ラミガールズ 7年目のリーダーは親日家

ラミガールズリーダーの倪暄(Eli)さん【写真:篠崎有理枝】

日本ハムが交渉権を獲得した王柏融が所属するラミゴのチア

 今シーズンCPBL(台湾プロ野球リーグ)を制し、2年連続台湾一に輝いたラミゴモンキーズ。日本ハムがポスティングにより交渉権を獲得した王柏融(ワン・ボーロン)外野手が所属していることでも知られており、オフにはロッテと交流試合も行うなど日本との友好関係も深めている。そのラミゴモンキーズのチア「ラミガールズ」は美女揃いだ。そこで、ラミガールズの素顔を紹介する。

 ラミガールズは、ダンスや歌のオーディションで選ばれ、いかにセクシーにダンスを踊れるかが重要だ。人数は現在21人。学生や一般企業で働いているラミガールズもいる。応募の条件はなく、かわいく元気があれば年齢制限もないが、ラミガールズの年齢は非公開。任期も決められていないが、結婚したら引退しなければならない。

 1回目は日本語、英語も話せるリーダーの倪暄(Eli)さん。チーム名が「ラミゴモンキーズ」に変わった2011年からのメンバーで、今年で7年目。台湾南部の都市、高雄の出身で、学生時代からアルバイトでラミゴモンキーズの前進「ラニューベアーズ」のチアメンバーとして活動していた。

 リーダーとして総勢21人のラミガールズをまとめるが、一番注意していることは「全員のダンスが揃っているか」だ。

プライベートでも日本を訪れるリーダーの倪暄(Eli)さん

「応援をする時に、みんなのダンスが揃っているかに一番気を付けています。チアをやるときは、ダンスが基本です。もともと気を付けていましたが、リーダーになってからはより注意するようにしています。毎週月曜日には、みんなで集まって練習をしています。時間をかけて練習するので、決まった休みが取れないのが悩みです」

 野球のルールは分からなかったが、ダンスが好きだったことがきっかけでチアをやるようになったと話す倪暄さん。ラミガールズになってからは野球も大好きになったそうで、チーム内で注目している選手は王柏融外野手だ。また、日本にも注目している選手がいるという。

「王選手は2年連続4割を打ちました。文句のない打撃を皆さんにも見ていただきたいです。日本では、楽天の岸孝之投手に注目しています。昨年交流試合で仙台に行きましたが、その時にたくさんのファンの方が応援していて、すごい選手なんだなと思いました」

 日本が大好きの倪暄さんはラミガールズとしてだけでなく、プライベートでも日本を訪れており、来日は10回以上に及ぶ。とても距離を近く感じると話す日本のファンに「日本の皆さんとは、試合でも交流していて親近感があります。日本のファンの皆さんに、台湾にたくさん試合を見に来てもらいたいです」と、メッセージを送った。(篠崎有理枝 / Yurie Shinozaki)

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