ダメと分かっていながら抑えきれない真夜中の「食べたい」という衝動。この連載では「深夜4時の誘惑めし」と題し、コンビニグルメの背徳感レベルを検証!
その誘惑に積極的に負けても良いとさえ思わせるシズル感と魅惑のカロリー。この連載では、国内であれば旅先でも手軽に手に入るコンビニグルメを中心に紹介。ついつい深夜に食べたくなるその誘惑めしの背徳感レベルを勝手に評価。第一回目は、ファミマの『炙り焼豚の極太つけ麺(税込248円)』の満足度を徹底検証致します。
ラーメン食べたい!という悪魔の囁き
ふと時計を見ると深夜4時。不吉な時間と目が合った。案の定、悪魔の囁きが聞こえてくる。
『なあ。こってりとしたラーメンが食べたい』
聞こえないふりをする。そもそもこの時間ではやっているラーメン屋は近くに無い。残念でした悪魔さん。
しかし、我が家の近所はコンビニ激戦区。気づけば私は徒歩30秒ほどの所にあるファミマに向かっていました。
外国人店員の威勢の良い「いらっしゃい!」が出迎える。オラオラ系居酒屋店員のように声が通り、ため口である。そのうち「へい」がつくのではないかと睨んでいる。そんなことになってしまったらどうしよう。
コンビニなのに「へいらっしゃい!」である。
この店員さん、腰が低く接客も丁寧。ところが言葉遣いだけは乱暴なのである。一体どっちなんだ一体。
そんなことはどうでも良い。私はすぐに冷凍食品の並ぶ陳列棚に向かった。手にしたのはこちら!
食欲をそそるパッケージに包まれた『炙り焼豚の極太つけ麺』。カロリーは657カロリー。敵に取っ不足はない。
価格は税込で248円なり。今どきラーメン屋で、つけ麺を食べようとすれば1000円の覚悟は必要。これで味がよくボリュームがあれば文句なし。ようは悪魔の誘惑めしと呼ぶに相応しいかどうか。早速、自宅に戻り、空腹を満たす準備に取り掛かります。
作り方は超簡単!
袋から中身を取り出すと分厚いパックに入った太麺とスープが顔を出します。
お湯を沸かし、麺を電子レンジにセット。加熱時間は7分から6分が推薦されています。
熱々のパックから麺を取り出しザルに移します。ここで麺に付属していた具材を別皿に移します。くれぐれも火傷には注意してください。
こうしてザルに取り出した面を冷水で冷やしてしめる。しめまくる。いい艶が出てきました。
ちなみにこの間、スープを入れる器も温めておくことをお薦めします。つけ麺はスープが冷めやすいので、あらかじめ、器に熱湯を注いで器自体温めておくと、より美味しく召し上がれます。そしてよきところで、麺を盛り付けます。
では、温めて置いた器に液体タレを入れ、そこに熱湯を100ミリリットル注ぎ込むと、スープのできあがり。
果たしてお味はいかに!?
さあ。いただきましょうか。あら。いつの間にかご飯が並んでいます。つけ麺にはライスがよく似合いますね。ダブル炭水化物のハーモニー。これだけは譲れません。
では、改めて、いただきます。まずはスープから一口。うん。濃厚な魚介豚骨スープ。とはいえ、とろみは控えめで女性でも食べやすい濃度感に仕上がっています。
そして麺をいただきます。極太とまではいえませんが、コシもあり旨い。
さらに、この麺から滴るスープを絡めて食べるご飯が最高です。やばい。背徳感マックス!
ただ一つ残念だったのは、具材。商品名にもなっている炙り焼豚に期待していたのですが、ちょっと少な目。あと、メンマもつきますが、こちらも4つばかりしかつきません。ま、税込248円という価格を考えると仕方ありませんかね。
とはいえ、ご飯の力添えもあって満腹。お味もガツンとくる個性はありませんが万人受けする仕上がりで申し分ありません。ごちそうさまでした。
背徳感レベルは、星5つ中、3つ。と言ったところでしょうか。機会があれば是非また食べてみたいと思います。
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