滋賀の観光客過去最多も外国人宿泊が大幅減 京都のホテル増で

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 滋賀県は27日、2017年の観光客数が5248万1千人に達し3年連続で過去最多を更新した、と発表した。5千万人を初めて突破した前年より171万3千人(3・4%)増え、県の目標値(4900万人)を大きく上回った。宿泊客数も387万3千人で前年比2・5%増となり過去最高となった。

 外国人観光客は53万7千人にとどまり、前年より1万2千人(2・3%)減少した。日帰り客は19万2千人で前年比26・7%の伸びとなったが、宿泊客は京都や大阪で宿泊施設が増えた影響を受け、同13・4%減の34万4千人と大きく落ち込み、目標の40万人に届かなかった。

 地域別にみると、最も多くの人が訪れたのは大津地域(大津市)で観光客全体の26・3%。次いで東近江地域(近江八幡市、東近江市、日野町、竜王町)の19・2%、湖北地域(長浜市、米原市)の16・9%と続いた。前年に比べ湖北地域で減少した一方、その他は軒並み増加した。

 季節別では、夏が観光客数(27・3%)、宿泊客数(30・3%)とも最多だった。

 17年は日本遺産を活用した「水の文化ぐるっと博」や国宝・彦根城築城410年祭などの観光キャンペーン、NHK大河ドラマ「おんな城主直虎」放映の効果があったほか、写真共有アプリ「インスタグラム」の撮影場所として人気を集めたラ・コリーナ近江八幡(近江八幡市)やびわ湖バレイ(大津市)が客数の伸びをけん引した。

 県観光政策室は「日本遺産や(自転車で琵琶湖を一周する)ビワイチなど滋賀ならではの観光資源が、外国人に広められていないことが課題。外国人の好みに合わせた情報発信に力を入れたい」としている。

 調査は1979年から実施しており、年間千人以上の観光客数が見込まれる773カ所を集計した。