冬鳥コウライアイサを撮影 世界的希少種

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 長崎県五島市の福江島に、希少なカモ科の冬鳥コウライアイサの雌が現れ、五島市新港町の会社員、吉田竜成さん(30)が撮影した。五島市の鐙瀬ビジターセンターによると、世界的にも数が少ない希少種で、長崎県内での撮影例は数件程度とみられるという。

 鐙瀬ビジターセンターなどによるとコウライアイサは、ロシアや中国など極東のごく限られた地域で繁殖する。全長は60センチ弱で、脇腹のうろこ模様や赤く細いくちばし、頭の後ろに長く伸びた「冠羽(かんう)」などが特徴。雄は頭部などが黒緑色という。

 吉田さんは11月12日、五島市内の河口付近で釣りをする場所を探していた際、水面に浮かぶ鳥を発見。カメラで撮影したところコウライアイサと判明し、その後何日も現場を訪れて観察と撮影を続けた。吉田さんは、2年前にも市内で雄の個体の撮影に成功しており、「次は雌を見てみたいと思っていたので、とてもうれしい」と話した。

福江島の河口付近に現れたコウライアイサ=16日、五島市内(吉田竜成さん撮影)