グラビアアイドルのイメージビデオを制作していた(株)ラインコミュニケーションズ破産開始決定、事業は別会社へ移管

 (株)ラインコミュニケーションズ(TSR企業コード:293076553、法人番号:9011001035678、渋谷区初台1-49-1、設立平成6年3月、資本金5500万円、金吉敦子社長)は11月21日、東京地裁から破産開始決定を受けた。破産管財人には麻祐一弁護士(関口・麻・石部法律事務所、港区赤坂1-3-18、電話03-6426-5263)が選任された。
 負債は現在調査中。

 グラビアアイドルのイメージDVDを主力とした映像、出版メーカー。DVDメディアの普及とイメージビデオの人気により、過去には小倉優子さんや安田美沙子さん、熊田曜子さんといった人気アイドルのDVDを制作し、平成17年12月期に売上高約6億700万円をあげていた。
 しかし、その後はインターネットメディアの台頭で従来のイメージDVD販売が低調に推移し、20年12月期に売上高約3億5400万円まで減少。21年に事業基盤の強化を目的に、主力のイメージコンテンツの制作を番組制作関連の企業が出資する(株)ラインコミュニケーションズ(TSR企業コード:297608789、法人番号: 6010401079247、東京都港区)に移管。以後、当社は事業を停止し休眠状態となっていた。

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