歯周病 手軽に検査 地域けん引事業活用【大分県】

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歯周病原因菌検査キット「アドチェック」の販売を開始したアドテックの渡辺幹雄社長(右から2人目)ら=県庁

 医薬品開発製造のアドテック(宇佐市)は11月、九州歯科大学(北九州市)と共同開発した歯周病の原因菌を検査するキット「アドチェック」を発売した。22日、関係者が広瀬勝貞知事に報告した。

 アドチェックは、歯周病原因菌がつくる酵素を測定できる商品。舌を綿棒で拭うだけで簡単に検体を抽出し、短時間(約13分)で判定できることなどが特徴。5段階の色の変化で歯周病リスクを評価し、歯科の受診、歯周病の予防を促す。

 地域企業をリードする地場企業を資金面などでバックアップする「地域けん引企業創出事業」(2016年度)の支援を受けて開発。初年度は10万キットを目標に、医薬品卸業者に販売する。

 渡辺幹雄社長は「商品の普及を通して、予防歯科・セルフメディケーションを定着させたい」と話した。

(本年度は2社認定)

 地域けん引企業創出事業の本年度の支援対象企業に、トライテック(大分市、高炉用製鉄工具製造)と長尾製作所(佐伯市、精密板金加工)が認定された。

 トライテックは回転式PCバーナー(特許製品)の海外展開を計画。長尾製作所は国内の鉄道車両部品製造の実績を生かした海外鉄道インフラ事業や、EV(電気自動車)ビジネスに関連する精密板金加工分野への参入を目指す。同事業は14年度に始まった。高度な人材確保、マーケティング、機械設備などの経費を3年間で最大5千万円補助。17年度までの認定企業は10社。