カンテは「構想と違う」選手だ…チェルシー監督、起用の難しさを吐露

『Telegraph』は28日、「チェルシーのマウリツィオ・サッリ監督は、MFエンゴロ・カンテのポジショニングについて苦言を呈した」と報じた。

先週末のプレミアリーグでトッテナム・ホットスパーと対戦し、3-1と敗れてしまったチェルシー。今季の開幕から初めての黒星を喫することとなった。

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その際に多くの批評家から指摘されたのはエンゴロ・カンテのポジショニングだった。先日クラブとの契約を延長し、世界最高クラスの給与を受け取ることになったが、その直後の試合で「戦犯」のように扱われることに。

監督を務めているマウリツィオ・サッリは彼について以下のように話し、本来ならばもっと技術がある選手を使うと語ったという。

マウリツィオ・サッリ 「私は、非常に高い技術を持った選手をセンターハーフとしてプレーさせたい。

私にとってのセントラルミッドフィルダーとは、ジョルジーニョやセスク・ファブレガスのような選手なのだ。

エンゴロ・カンテをあのポジションにはしたくない。先日の試合で、彼は間違った方法で試合を解決しようとしてしまった。最初の15分にね。

彼はポジションを失ってしまい、あまりにも相手のボックスへと攻撃に行ってしまった。

思うに、それはカンテのよろしくない特徴の一つだ」 (貴方は中盤に攻撃を求めているが、前に行ってはいけない?カンテのポジションを修正できる?)

「多分、それは時間の問題だろう。ただ、カンテはジョルジーニョの近くに留まらなければならないのだ。特にボールが相手の元にあるときには。

それはアクションに依存することなのだ。ボールが左にあれば、アロンソ、アザール、コヴァチッチ、バークリーがいる。そうなればカンテはジョルジーニョの近くにいるべきだ。

トッテナム戦でのパフォーマンスは、決意のないものだったね。

私は選手と話したよ。個別に10分、あるいは5分。前にも言った通り、我々は3ヶ月半ぶりに負けた。その理由は何なのかを理解しなければならない。特にメンタルの面でだ。

もし決意を欠いているのならば、それはモチベーションがないということ。モチベーションがなければ、気持ちをクリアにして目標に向かうことができない。

私はそれを理解したい。私の目標は明白だ。短い期間で勝利の道へと戻す。そして長期的には、ヨーロッパ最高のチームに育てることだ」

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