平成17(2005)年の主な出来事

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 被爆60年、戦後還暦の今年、長崎県内は明るい話題が多かった。
 明るいもののナンバーワンは高校野球での清峰の活躍。夏の甲子園に初出場し、初戦、2回戦は選抜優勝校や昨年準Vの強豪を破った。3回戦は惜敗したものの無名の県立高校の快進撃に全国から惜しみない声援が送られた。秋の九州大会では夏の勢いをそのまま見せ初優勝。来春の選抜出場を確実にした。
 ほかの高校スポーツでは、春に陸上の諫早高校監督兼女子寮が火災に見舞われたが、全国から物心両面にわたって支援が届いた。
 箱物などのオープンも目立った。4月には「呼吸する美術館」をコンセプトに長崎市の水辺の森の一角に長崎県美術館が開館。また11月には長崎歴史文化博物館ができた。近世長崎の海外との交流の資料など貴重なものが多くあり、長崎学の研究や観光振興の拠点にもなるだろう。続く12月には長崎港をまたぐ女神大橋が完成。長崎の新しいランドマークとして交通渋滞の解消のみならず観光に果たす役割が期待されている。
 被爆60周年では、核拡散防止条約(NPT)再検討会議は成果がなかったが、高校生1万人署名実行委は目標を上回る9万人以上を集め、平和を求める運動は盛り上がりも見せた。