【平成の長崎】名称は「V・ファーレン長崎」 今季から九州リーグに参戦 平成17(2005)年

 長崎プロサッカークラブ推進委員会(代表・小嶺忠敏県サッカー協会会長、国見高校長)は3月13日、南高国見町総合運動公園遊学の館で記者会見し、有明SCを母体に今季から九州リーグに参戦する新チームの名称を「V・ファーレン長崎」に決定したと発表した。監督には有明SCの岩本文昭コーチ(長崎銀行)が就任。元日本代表の高木琢也氏はテクニカルアドバイザーとして指導にあたる。選手は33人。長崎県全域を本拠地に5年以内のJリーグ参戦を目指す。

 名称公募には、県内外から387件の応募があり、同委員会で選考。佐世保市在住の主婦、大出景子さんの案を採用した。ポルトガル語のVITORIA(勝利)と、オランダ語のVREDE(平和)、VAREN(航海する)の3つを合わせた造語。江戸時代に国際貿易港として栄えた長崎から平和を発信するという思いと、県民の夢と希望を乗せ、勝利へ向け航海するという意味が込められている。

 岩本新監督は「レベルの高い選手が集まり、わくわくしている。2年以内のJFL参戦が目標。点を取られないサッカーを目指し、今季は優勝、最低でも2位を狙いたい。期待に応えられるように一丸となって、精いっぱい頑張る」と抱負を述べた。
(平成17年3月15日付長崎新聞より)
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【平成の長崎】は長崎県内の平成30年間を写真で振り返る特別企画です。

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