コービンがヤンキースなど3球団と面会 決断の日は近い?

飛躍のシーズンを過ごし、フリーエージェントにおける最高級の先発投手として大きな注目を集めているパトリック・コービンの周辺が騒がしくなっている。各メディアの報道によると、コービンはフィリーズ、ナショナルズ、そして獲得レースの大本命と目されるヤンキースの3球団と面会するようだ。今季自己ベストの防御率3.15&246奪三振をマークした29歳左腕が新天地を決める日は、刻一刻と近付いている。

MLBネットワークのジョエル・シャーマンによると、コービンは日本時間11月28日にフィリーズの本拠地シチズンズバンク・パークを訪れてフィリーズの関係者と面会したあと、同30日にはニューヨークへ移動してヤンキースの関係者と面会する予定だという。ヤンキースのブライアン・キャッシュマンGMは今オフの最優先課題が先発投手の補強であることを明言しており、すでにCCサバシアと再契約を結び、マリナーズとのトレードでジェームス・パクストンも獲得。次なるターゲットはどうやらコービンのようだ。シャーマンによると、今回のニューヨーク訪問の間にメッツの関係者と面会する予定はないようだ。

また、ESPNのバスター・オルニーは、コービンがフィリーズ、ヤンキースと面会する間にワシントンD.C.にも立ち寄ってナショナルズの関係者とも面会したことを報じている。SNYのアンディ・マルティーノは各球団とコービンの契約交渉が活性化していることを伝えており、新天地を決めるまでにそれほど時間は掛からないとの見通しを立てている。今回の「訪問ツアー」の終着点と見られるヤンキースとの面会を終えたあと、コービンが決断を下す可能性もありそうだ。

なお、コービンがヤンキース・ファンとして育ったこともあり、コービンの新天地の大本命としてヤンキースを挙げる声は非常に多い。資金力ではフィリーズも決して負けてはいないものの、コービン獲得レースはヤンキース優勢のまま、終盤を迎えているようだ。

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