トヨタ 新型シエンタ FUNBASE(ファンベース) 実燃費レポート|家族にもカップルにもオススメな売れっ子コンパクトミニバンの燃費やいかに!?

トヨタ シエンタ グレード:ファンベース(2列シート/5人乗り仕様)

トヨタ 新型シエンタ FUNBASE 実燃費レポート結果まとめ

今回の燃費テストを実施するのは、2015年に2代目がデビューしたトヨタのコンパクトな3列シートミニバンであるシエンタに新たに追加された「FUNBASE」(ファンベース)。このFUNBASEは2018年9月に登場した5人乗りの2列シート車であり、3列シート車と同じく1.5リッターのガソリン仕様とハイブリッド仕様が用意され、それぞれに上級グレードとなる「G」とベーシックグレードの「X」が設定されている。

トヨタ 新型シエンタ FUNBASE 実燃費レポート実燃費レポート 目次

起用グレード

トヨタ シエンタ グレード:ファンベース(2列シート/5人乗り仕様)
トヨタ シエンタ グレード:ファンベース(2列シート/5人乗り仕様)

なお、今回テストに用いたのはFUNBASEのハイブリッド仕様で、上級グレードとなる「G」にT-ConnectナビやSRSサイドエアバッグ、LEDランプパッケージなど、めぼしいオプションをほとんど装着した「全部乗せ」仕様。車両価格はオプション込みで3,167,100円と、ノア3兄弟も狙えるほどの価格となっていた。

テスト車両のパワートレインは直列4気筒1.5リッターの1NZ-FXE型エンジンに2LM型交流モーターを組み合わせたハイブリッド。このパワートレインはアクアやカローラアクシオハイブリッドでもお馴染みのもので、出力も同様となる。ただ、車両重量がアクア比で300kg重くなっているため、このあたりが燃費にどのくらい影響するのかも気になるところだ。なおカタログ値で比較する限り、3列シート仕様と車両重量の差はなく、どちらも1380kg(ハイブリッド仕様の場合)となっている。

燃費テスト概要

今回の燃費測定は11月16日に行い、天候は晴れだったものの、最高気温は20度に届かない中でのテストとなった。朝10時ごろに青山にあるオートックワン編集部を出発し、高速、郊外路、市街地・街乗りの順で走行し、16時ごろに再びオートックワン編集部へ戻るルートを選択した。

燃費の数値は全て車両の燃費計を使用し、エアコンは24度設定のフルオートで、走行モードは「ECO MODE」、全域でDレンジでの走行とした。

トヨタ 新型シエンタ FUNBASEの実燃費は26.7km/Lとガソリン代を気にせず使える優等生

結論から言うとトータルで157.1kmを走行し、全行程を走り切ったトータルの燃費数値は26.7km/Lとなった。シエンタはハイブリッドモデルのみWLTCモード燃費に対応しており、カタログ燃費は22.8km/L(JC08モード燃費は28.8km/L)となっている。

結果としてJC08モード燃費には届かなかったものの、実燃費ではカタログに記載されえいるWLTCモード燃費を大幅に上回る数値をマーク。このくらい走ってくれるのであれば、週末のレジャーもガソリン代をそれほど気にすることなく走り回ることができそうだ。

それではここから、走行シーンごとの燃費や走りっぷりなどをお伝えしていこう。

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