28日にチャンピオンズリーグ・グループステージ第5節でリヴァプールと対戦したパリ・サンジェルマンは、ネイマールの得点もあって2-1で勝利した。しかし、1つの判定でこのゲームはもっと違った展開になっていたかもしれない。
英『Daily Mail』によると、チャンピオンズリーグ決勝で笛を吹いたこともあるマーク・クラッテンバーグ氏はパリ・サンジェルマンMFマルコ・ヴェッラッティが前半のうちに退場になるべきだったとの見解を示している。
問題となっているのは前半24分のプレイで、ヴェッラッティはルーズボールを拾おうとスライディングを仕掛けた。その際に右足の裏がリヴァプールDFジョー・ゴメスのすねあたりに入っており、ヴェッラッティはこのプレイでイエローカードを受けている。
しかしクラッテンバーグ氏は、イエローではなくレッドカードがふさわしいとの考えだ。確かにヴェッラッティは足の裏を見せており、危険なタックルだったのは間違いない。
「PSGは前半のうちに10人になるべきだった。ヴェッラッティのチャレンジはスピードもあったし、足の裏が見えている。審判はイエローカードを出したが、ヴェッラッティはゴメスのリアクションに助けられたよ。ほとんどの選手は転がりながら審判にレッドカードを出させようとするだろうが、ゴメスはオーバーリアクションをしなかったからね」
これが若さなのかもしれないが、ゴメスのリアクションは確かにオーバーなものではなかった。この反応を見てイエローカードが妥当かと主審が考えた可能性はある。クラッテンバーグ氏の基準ならばレッドカードだったようで、仮にそのように判定されていればPSGが勝利するのはかなり難しくなっていたことだろう。