メッツがグランダル獲得を狙う可能性 ダーノウの処遇次第か

©MLB Advanced Media, LP.

キャリアを通じてポテンシャルの高さを随所に見せているトラビス・ダーノウ(メッツ)だが、故障に大成を阻まれるシーズンが続いている。今オフが3度目の年俸調停となるダーノウは、契約提示期限となる日本時間12月1日までにメッツから契約を提示されず、ノンテンダーFAとなる可能性がある。その場合、メッツは新たな正捕手を獲得する必要があり、ヤスマニ・グランダルの獲得レースに参戦することになりそうだ。

今季のダーノウは正捕手として開幕を迎えたものの、開幕早々にトミー・ジョン手術を受けてシーズン終了。自己最少の4試合にしか出場できなかった。メッツはレッズとのトレードでデビン・メゾラコを獲得し、メゾラコとケビン・プラウェッキーの併用でシーズンを乗り切ったが、シーズン終了後にメゾラコはフリーエージェントに。現在、40人ロースターにはダーノウのほかにプラウェッキーとトマス・ニドーの2人しか捕手がおらず、ダーノウがノンテンダーFAとなれば捕手の補強は必須である。

今オフ、GMに就任したばかりのブロディ・バンワグネンは今月初め、「我々は幸運にも捕手市場では動く必要がない」と語っており、この言葉を聞く限りではダーノウをノンテンダーFAとする可能性は低いように思われる。しかし、2005年にマイク・ピアッツァが退団したあと、なかなか正捕手を固定できていないメッツにとって、同期間にチーム最多の359試合に出場しているダーノウに代わる正捕手の獲得に動くのは、チーム強化に向けて賢明な判断なのかもしれない。

今オフの捕手市場ではグランダルとJ.T.リアルミュート(マーリンズ)が目玉となっているが、メッツは有望株に乏しく、マーリンズの要求を満たせない可能性が高い。となると、フリーエージェント市場でグランダルの獲得を狙うのが現実的な選択肢となるだろう。引き続きダーノウに扇の要を任せるのか、それともグランダルの獲得を目指すのか。バンワグネン新GMの決断に注目が集まっている。