アリーナ新設の実現を 熊本ヴォルターズ社長、シンポで訴え

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先進例などを紹介し、アリーナ新設を探ったシンポジウム=熊本市中央区

 熊本での多目的アリーナ新設をテーマにしたシンポジウムが28日夜、熊本市中央区の市民会館シアーズホーム夢ホールであった。バスケットボールBリーグ2部(B2)の熊本ヴォルターズを運営する熊本バスケットボール(湯之上聡社長)が開催し、先進例を踏まえ官民での実現を探った。自治体、町おこしグループなどから約100人が参加した。

 湯之上氏らは国や県、熊本市と協力しつつ、民間で主導して最低でも5千人を収容する施設を目指すと説明。「人々が集まる新たな拠点づくりは熊本の活性化につながる」と意義を訴えた。

 スポーツ庁の津々木晶子産業連携係長はスポーツを成長産業とする施策や、仙台市の公有地にできた民設民営のゼビオアリーナ仙台を紹介。同アリーナ事業に参画する佐藤工業の山梨弘幸都市開発部副部長は「利用される様子を想定して建てたことが付加価値を高めた」と語った。

 全国に71のアリーナなどの新設、建て替え構想があり、国は本年度に7カ所をモデル事業に採択して調査費を補助している。湯之上氏らは来年1月にも官民連携協議会を設立。年度内に施設の具体案などをまとめる予定で「来年度の国のモデル事業採択を目指したい」としている。(坂本尚志)