岸谷五朗が「中学聖日記」で晶の父親役。「神様がやれと言った」運命の出会いとは?

TBS系連続ドラマ「中学聖日記」(火曜午後10:00)で、岸谷五朗が黒岩晶(岡田健史)の父親役で12月4日放送の第9話から出演することが決まった。岸谷は「19歳から芝居をしていてこんなこと初めてなんですけど、この作品は神様がやれって言っている出会いだなと思いました」と運命に引き寄せられるような“出会い”が重なって出演したことを訴えている。

ドラマは、かわかみじゅんこ氏の同名漫画を原作に、新人教師の末永聖(有村架純)と教え子で中学3年生だった晶がひかれ合う“禁断の恋”を描くもの。岸谷が演じる晶の父・島崎康介は家具職人で、晶が5歳の時に愛子(夏川結衣)と離婚してバリ島で暮らしていたが、その後ある島で家具を作っていたという役どころ。第9話では、康介からの手紙に書かれた「山江島」という言葉を頼りに、父を捜すために家を出て1人でフェリーに乗り込んだ晶。二度と晶とは会わないと決めていた聖だったが、晶の言動を放っておけずフェリーに飛び乗り、島に到着した2人が非日常なひと時を過ごすというストーリーが描かれる。

岸谷はオファーを受ける前に、スケジュールが急きょ空いたために初めてバリ島を訪れ、「家具が面白いものが多いので見ていたんです。そしたら連絡があって、それが“バリ島で家具を作っている男”という康介の役。誰か今の僕を見ているんじゃないかと思いましたね」と告白。さらに数日後には、「地元の人しかいないような海の家で食事をしていたら、1人だけ日本の方がいて、話してみたら“『中学聖日記』という作品にバリの家具を提供しているんです”って言うんです。これはもう誰か絶対バリに送り込んだなって」という偶然の出会いまであったという。

さらに運命は重なり、「しかも、康介の元妻役が夏川結衣さんだと聞いてさらに驚きました。夏川さんには僕が企画した『私たちが好きだったこと』(1997年)という映画でヒロインをやってもらったんです。僕と夏川さんが演じる2人のラブストーリーで。その上、この作品での夏川さんの役名を聞いたら“愛子”。映画の役と同じ名前」と“奇跡の展開”に鳥肌が立ったことを打ち明け、「本当にびっくりしましたが、すごく楽しくやらせていただきました。聖と晶の2人は、ヘビーなシーンもいっぱいあってこれから乗り越えるのも大変だと思いますけど、島のおっさんとしては最高に幸せな時間でした」と役柄に浸りきったことをアピールしている。

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