30日(金)は、北海道日本海側は吹雪く恐れがあり、まとまった雪に注意が必要となる。東北の日本海側も午前中は雪の降るところがある見込み。東・西日本は穏やかに晴れて小春日和となりそうだ。
雪道の運転に気を付けて
北日本は冬型の気圧配置が強まるため、北日本の日本海側は平地でも雪となり、北海道では降雪量が多くなるおそれがある。落雷や突風にも注意が必要だ。また、北陸の標高の高い所は雪となる見込み。北日本の日本海側を中心に、吹雪や降雪の強まりによる交通障害に気を付けたい。北海道内は各地で積雪となるため、この時季まだ慣れない雪道の運転や歩く際は細心の注意が必要だ。一方、高気圧に覆われる東・西日本太平洋側は広く晴れる見込み。空気が乾くため、紅葉やイルミネーションが楽しめそうだ。
東京地方39年ぶりに“木枯らし1号”発表なしか
東京地方の「木枯らし1号」は、10月半ばから11月末までに吹く強い季節風だが、今年は「木枯らし1号」の吹く目安となる気圧配置や風速を満たしていない。きょう30日(金)に東京地方に発表がなければ、1979年以来の“木枯らし1号発表なし”となる。
日没は最早
この時季は全国各地の日の入り時刻が最も早くなる。東京は午後4時半には日没となる。車の運転は早めのライトアップをし、夕暮れ時のジョギングなどは目立つ色の洋服を着るなど交通事故防止を心がけたい。
南北の気温差大きい
30日の予想最高気温(前日差)
札幌 1℃(-2℃)12月下旬並み
仙台 10℃(-1℃)平年並み
東京 15℃(±1℃)平年並み
名古屋 14℃(-4℃)12月上旬並み
大阪 17℃(±0℃)11月中旬並み
福岡 19℃(+1℃)11月上旬並み
那覇 25℃(+1℃)11月中旬並み
(気象予報士・崎濱綾子)