三浦海里&小坂涼太郎、「からくりサーカス」で兄弟役!展開次第でドロドロの関係も

累計発行部数1500万部を誇る藤田和日郎原作の「からくりサーカス」(小学館 少年サンデーコミックス刊)がTVアニメ化に続き、来年1月に舞台化される。才賀勝役を深澤大河が、加藤鳴海役を滝川広大が演じるほか、人形遣いのしろがね役に声優の飯田里穂と大西桃香(AKB48)がWキャストで挑戦することも話題だ。

莫大な遺産を相続し、自身の親族に狙われる少年・才賀勝と、偶然の出会いからその勝を助けることになる中国拳法を使う青年・加藤鳴海、そして勝の祖父からの命により、勝を守る人形遣いの女性・しろがねを巻き込む数百年に渡る壮大な運命の物語を描く本舞台。今回は物語の中、重要なキャストとして登場する人形遣いの白銀役・三浦海里と、その弟の白金役・小坂涼太郎に舞台前の意気込みなどを聞いて来た。

—— 今回舞台でのお二人の役所について聞かせてください

三浦:演じるにあたって原作を今読んでいるのですが、実はまだ自分でもどういうキャラクターか完全には把握しきれていないんです。でもいろいろ調べたら裏の主人公的な立ち位置みたいです。舞台についても360度ステージで、それも初めての経験。だからどうやって演出されるのかも未知。楽しみにしているんです。涼太郎が兄弟役というのも頼もしいです。不安もないし、やりやすいなって。

小坂:僕の演じる白金は海里の演じる白銀の弟の役。だから二人で稽古中も芝居の話もできるし、相談しあったりもできるかなって。初めての相手だと気を遣ったりして最初の壁を乗り越えるのが大変なんですけど、海里は仲もいいし、遠慮なく芝居について話ができそう。

三浦:二人芝居のようなシーンもきっと多いんじゃないかなと思っています。やりやすさしかないです。性格もわかっているんで。しかも面白いのはいつも共演している時と役所が逆になっているところなんです。どっちかというとこれまでは僕が涼太郎についていくような役どころが多かったんです。今回はこっちがお兄ちゃん。立場が逆。そこも新鮮です。

小坂:最初やり初めの時は笑っちゃうかもしれないね。一日くらいで慣れていい兄弟、誰も文句を言わせないような兄弟ぶりを見せつけたいです。

—— 普段プライベートであっている時も兄弟のような関係なんですか?

小坂:どうだろう。実は僕は兄弟がいないので兄弟がどんな感じかとか全くわからなくて。

三浦:兄弟っぽくはないと思うな。学校の同級生みたいな感じです。

—— 普段はどんなふうにお互いを見ているんですか?

三浦:涼太郎ですか?変人です(笑)なんだろう。会話の時の言い回しとか、何言っているかわからないくらい独特だったりするんです。結構人を笑かしたりするタイプです。

小坂:ふざけているのかふざけていないのかわからないってよく言われます(笑)海里の方は一言で言うと弟みたいな感じ。俺にとっては弟じゃないですけど、みんなに弟のように可愛がられている印象があります。

—— ほかのキャストについては知り合いの方とかいるんですか。

三浦:飯田さんは僕たちが出ている舞台を見に来てくれたのでその時にご挨拶はさせてもらいました。あと主役の二人も知り合いなんです。滝川広大君は一緒にご飯を食べにいったりはしたことはあったんですけど、仕事をするのは初めて。楽しみです。

小坂:僕は知り合いは海里しかいないんで、海里で良かったです。海里がいないと不安でした(笑)

—— 360度ステージというのも役者としては楽しみなシチュエーションじゃないですか

小坂:まずその稽古場が楽しみです。めちゃくちゃ難しそうだけど、どこ見てもいいわけだから演じやすいといえば演じやすいのかもしれないです。

三浦:セットはどうなるんだろうとか考えちゃいます。

小坂:まだ稽古前なので、人形はどうするんだろうかとか、いろいろ想像してしまいます。

—— アクションシーンはあるんですか。三浦さんは「仮面ライダー」に出演していたりしてアクションは得意そうですが

三浦:いや、「仮面ライダー」に出てはいたんですけどアクションとかはなかったんです。今回もしそんな場面があれば初挑戦です。でもアクションとかいう感じの舞台ではないんじゃないかな。

小坂:僕は前やった舞台で少しレッスンを受けてアクションをやったことがあります。今回はそういうシーンがあるのか今の段階ではわからないです。

—— 小坂さんは体育会系の雰囲気もあるし、アクティブな芝居とか得意そうですね

小坂:得意かどうかはわからないですけど、ずっとサッカーをやっていたので運動は得意です。幼稚園から高三までやっていたんです。

三浦:僕もサッカーでした。

小坂:趣味はあんまりないんですけど、体を動かすのは好きです。

—— 趣味はあんまりないんですか?

小坂:ないですね。最近バイオリンをやってみたいって思っていますけど。

三浦:バイオリン?また繊細な方に(笑)

小坂:うまい人の動画を見てかっこいいなって思ったんです。ピアノはやっていたんですけど、バイオリンっていいなって。

—— 最後に舞台の見所をお願いします

小坂:今まで何回か海里とは近い場所で共演していたんですけど、今回一番関係性が濃い役というか、もしかしたらドロドロに発展していくかもしれない役での共演。二人の芝居を注目して頂けたらなと思います。やり合うシーンもあるかもしれないですけど、そういう部分が自分たちでも楽しみなんです。

三浦:もしやり合うシーンがあったらガッツリ行きます(笑)稽古中も「伸びてもいいシャツ着て来て」なんて言ってやることがよくあるんです。

小坂:海里が相手なら全然大丈夫です。

三浦:涼太郎だし、そういう面では本当にやりやすいです。

小坂:僕は結構狂っていく役所でもあるので、そこを笑わずに受け止めて欲しい。

三浦:受け止めます(笑)とにかく観に来て僕たちの芝居を楽しんでください。

(取材・文:名鹿祥史)

舞台劇『からくりサーカス』は東京・新宿FACEにて、2019年1月10日~20日まで公演(全17公演)

舞台劇『からくりサーカス』に出演する三浦海里と小坂涼太郎。インタビューで使用したサイン色紙をプレゼントします。
希望者はジェイタメTwitterフォローの上、住所、氏名、年齢、電話番号、サイトの感想、を明記の上の上desk@jtame.jpまでメールで応募。(締め切り12月20日)*発表は発送をもって代えさせていただきます。
*転売・営利目的での応募を禁止致します。

© 株式会社ジェイプレス社