延期となっていたリーベル・プレートとボカ・ジュニアーズのコパ・リベルタドーレス決勝。アルゼンチン国外での開催となり候補地がいくつか挙げられていたが、現地時間29日レアル・マドリードの本拠地サンティアゴ・ベルナベウで行われることが決定した。
リーベルのサポーターがボカの選手が乗ったバスを襲撃した事件に伴い、コパ決勝は12月8日か9日に中立地で開催されることとなっていた。そんな中、レアルがベルナベウ使用の許可を申請し、FIFAとアルゼンチンサッカー連盟、スペインサッカー連盟を含むマドリードの地方自治体がこれに同意。コパ決勝初のスペイン開催が決定した。レアルは、開催日の試合はウエスカとのアウェイ戦となっており、当日ベルナベウは使用できる状態にあった。
また、延期発表当初はカタールのドーハでの開催が有力とされていたが、使用料など計1400万ユーロ(約28億円)が費用として発生するため、選出を断念。ボカのメインスポンサーであるカタール航空が渡航費等を負担すると申し出たが、決定打には至らなかったようだ。
レアルのフロレンティーノ・ペレス会長はリーベルのロドリフォ・ドノフリオ氏とボカのダニエル・アンへリチ氏の両会長と親交が深かったことも背景に加え、71,000人を収容できるベルナベウのキャパシティも決め手になったようだ。
