スリーエムジャパン、ロボット研磨市場に参入

愛知産業と提携、技術交流・サービス強化

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 各種業務・工業用製品の製造販売を手がけるスリーエムジャパン(旧住友スリーエム、本社・東京都品川区、社長・スティーブン・ヴァン・ロウ氏)は、溶接機や産業機械の輸入・設計製作・販売を手掛ける愛知産業(本社・東京都品川区、社長・井上博貴氏)と提携してロボット研磨市場に参入する。両社間で技術交流や顧客への提案・アフターサービスなどで連携を図り、愛知産業の研磨ロボットにスリーエムの研磨材を組み合わせるなど溶接現場の研磨工程で新たなソリューションを提供していく。

 スリーエムは、直近の切削・研削・研磨ロボット出荷台数推移から、研磨工程のロボット化が今後の成長領域の一つと位置づける。ロボット研磨に求められる長寿命、安定性、高研磨力について、同社の幅広い製品ラインアップと技術・知見が生かせると判断。豊富な溶接・研磨ユニットを持ち、多くのロボットシステム導入実績がある愛知産業との提携により、ロボット研磨市場に参入する。

 両社の研磨材製品・溶接工程の知見を組み合わせたソリューション構築、顧客現場への同行訪問によるシステム導入加速、顧客のニーズ変化・追加に対応するアフターサービスなどでの提携で拡販活動を推進。当面溶接・研磨作業の多い鉄鋼加工業をターゲットにし、将来的には鋳造・鍛造、自動車部品などへの展開を視野に入れる。スリーエムでは、2021年までに同社研磨材で今期比5倍の売上高を目指す。