文化シヤッターの研究施設、遮音・断熱試験で国際規格

 文化シヤッター(本社・東京都文京区、社長・潮崎敏彦氏)は29日、小山工場(栃木県小山市)に隣接する試験・研究施設の「ライフイン環境防災研究所」が試験施設として技術能力を証明する国際規格「ISO/IEC17025」の遮音性と断熱性の試験認定を新たに取得したと発表した。

 これにより、これまでは外部の公的機関で行ってきた各種試験を自社内でタイムリーかつ低コストで実施することができるとしている。同研究所では従来から取得していた防火・耐火性と気密・水密性の国際規格の試験項目と合わせて4項目に拡大した。

再生木材会社を連結子会社化

 文化シヤッターは関連会社で持分法非適用会社だった木材・プラスチック再生複合材メーカーのエコウッド(本社・北九州市若松区)の出資比率を30%から70%へ拡大し連結子会社化したと、同日開催した決算会見で明らかにした。これに伴い、同社の4~9月期連結決算では、エコ&防災事業部門において5億5千万円の売上高を計上した。

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