2019年からニュルブルクリンク24時間の冠スポンサーがチューリッヒからトタルに

 ドイツのニュルブルクリンクを舞台に、例年5〜6月に開催されているニュルブルクリンク24時間レース。このレースの冠スポンサーが、2019年からフランスの石油メジャーであるトタルに代わることになった。

 ニュルブルクリンクのグランプリコースと北コースを組み合わせ、24時間もの長丁場に渡って開催されるニュル24時間。例年このレースはスイスのチューリッヒ・インシュアランスがタイトルスポンサーを務めており、ゼッケンスペースを彩るブルーのチューリッヒのロゴがおなじみとなっていた。

 来季から新たに冠スポンサーとなるトタルはフランス企業だが、ドイツをはじめヨーロッパ全土にガソリンスタンドをチェーン展開するほか、他ブランドやオイル製造などで、ヨーロッパでは知られた存在だ。SNS等ではトタルのニュル24時間へのスポンサードを歓迎する投稿が寄せられている。

 また、トタルはすでにブランパンGTシリーズの中心的イベントであるスパ24時間で冠スポンサーとなっているほか、ル・マン24時間にも積極的に協賛しており、これでヨーロッパの三大24時間レースに積極的に関わることになった。

 トタルとニュル24時間を主催するADACノルドレインは冠スポンサーの契約年数については明かしていないものの、複数年数のパートナー契約を結んだとしている。一方で主催者は、チューリッヒに対しても長年の協力を感謝するメッセージを発信している。

18年のニュル24時間を走るスバルWRX STI。ブルーの縁取りのチューリッヒのロゴが今まではお馴染みだった
2019年のニュルブルクリンク24時間に挑戦することになったKONDO RACINGのGT-R

© 株式会社三栄