V長崎あす最終戦 高木監督「勝利で恩返しを」

 V・ファーレン長崎は12月1日(土)、諫早市のトランスコスモススタジアム長崎でJ1リーグ最終節のホーム清水戦(午後2時試合開始)に臨む。今季限りで退任する高木監督にとっては最後の試合。勝って花道を飾りたい。現在9ゴールの鈴木が2桁得点を達成できるかにも注目が集まる。

 第33節まで終え、V長崎は8勝5分け20敗で既に最下位が確定しているが、チームは士気を失っていない。前節のアウェーG大阪戦は1-2で敗れたものの、何度も好機を演出し、4試合ぶりの得点を記録。後半はゲームを支配し、チーム状態の良さをうかがわせた。最終節も積極的な試合運びが期待できる。

 チームは29日午前、諫早市サッカー場で最終調整。100人近くのファンが詰め掛けた中、清水の強力FW陣への対応や攻撃の連係を細かく確認していた。

 練習後、いつもより長くファンサービスに時間を割いた高木監督は、報道陣の取材に対し「ありがとう、お疲れさまと本当に温かい声をいただいた。長崎の皆さんに恩返しできる最後のチャンスなので勝ち点3を取りたい」、主将の高杉は「監督のサッカーで勝ちたい」と最終節へのひときわ強い思いを語った。

12月1日のJ1最終節に向けて調整するV長崎の選手たち=諫早市サッカー場

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