主演・稲葉友×監督・松居大悟の奇想天外なパニックコメディー「平成ばしる」!!

テレビ朝日では、12月28日に平成最後の年の瀬ドラマ「平成ばしる」(深夜0:20、関東ローカル)を放送する。主演は平成生まれの若手注目俳優・稲葉友、ヒロインは阿部純子、さらに本人役で松重豊が出演するほか、実在する番組の豪華タレントも本人役で多数出演することが決定している。同作は「メディアの境界をぶち抜いた“多メディア”混乱パニックコメディー」と銘打ち、東京・六本木ヒルズに集まる、テレビ朝日、J-WAVE、AbemaTVの実在する3メディアが総協力して織り成す前代未聞のドラマとなっている。

実在メディアの媒体の壁を取っ払って展開する異色ドラマの監督・脚本を務めるのは、「劇団ゴジゲン」を主宰し、映画監督・脚本家・俳優としても活躍する33歳の大注目クリエーター・松居大悟氏。そして物語内に登場する番組と出演者は、なんとほぼ全てが本物。テレビ朝日の「東京らふストーリー」(金曜深夜0:50)のMCとしてアンタッチャブル・山崎弘也、フットボールアワー(後藤輝基、岩尾望)、新井恵理那、J-WAVEの「JUMP OVER」(日曜午後11:00)のナビゲーターとして松居、Abema TVの「Abema的ニュースショー 1週間のNEWSをまさかの目線で!」(隔週日曜午前11:30)のMCとして千原ジュニアといった、そうそうたる顔ぶれが集結する。さらに、本仮屋ユイカが物語の展開に大きく関わるラジオリスナー役で出演するほか、物語の発起点となる俳優として松重が本人役で登場する、虚構と現実が入り交じる中で展開されるドタバタ劇だ。

今作が民放ドラマ初主演となる稲葉は「人と人が関わることでいろいろな問題が起きてしまうということを本当に丁寧に描いていて、とても松居さんらしい脚本だなと思いました。バラバラに起こっていた事柄が最後にはきちんと収束され、心もキュッとつかまれる。ハートフルですてきな物語ですし、テレビ朝日、J-WAVE、Abema TVというメディアの垣根をここまでグルッと越えるなんて、『一体どんな効果が生まれるんだろう…!』とも感じました」と本作に興味を抱いたという。

続けて松居氏について「松居さんとは一度お仕事させていただいているのですが、印象は“人たらし”です。『松居さんのためなら』って人が周りにどんどん集まってくるタイプというか。だからこそ、今回のような発想の物語が生まれるんだろうなと思います。とても魅力的な方ですね。褒めるとすぐに『うるせえ』って言いますけど(笑)。主演という肩書きにとてもプレッシャーを感じやすいタイプではありますが、平成最後のエネルギー全部使い果たすつもりで臨ませていただきます」と意欲を見せた。

続けて監督の松居氏は「六本木には、テレビ朝日、J-WAVE、AbemaTVがあります。テレビ局、ラジオ局、ネット局の境界を越えて、平成最後の年を笑顔で越えられるようなコメディーを描けたらなと思います。出演者も自分にとって何度もご一緒し損ねた、稲葉友と阿部純子という平成生まれのお二人を中心に、大切な方々に集まっていただきました。そして何より、これは各局の尽力と多大なるご理解があって実現したもので、改めて御礼申し上げます。ごちゃごちゃ言ってしまいましたが、今まで見たことのない楽しいドラマになると思います」と力強くアピールした。

物語は2018年12月31日。テレビ朝日では「東京らふストーリー」の収録が行われ、APの猫宮唯(稲葉)が特別ゲスト・松重豊(本人)の出迎えに向かうが、スタッフ用の年越しそばが足りないことに気付き、先にスーパーへ向かうことにする。同時刻、J-WAVEは生放送中の番組対応でスタッフがバタバタ。そんな中で、番組内で紹介するそばを運んでいた江國彩香(阿部)が転倒! そばを全てこぼしてしまい、慌てて代わりのそばを買いに走ることに。しかし、どこも売り切れており、諦めかけたその時、大量のそばをカゴに入れた猫宮が目の前を通り過ぎる。そばを分けてもらおうと彩香は頼み込むが、猫宮は取り合わない。そんな折、番組ゲストの松重が予定時刻より早く到着し、車を別の場所に停めてしまう。

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