今季のUEFAチャンピオンズリーグのグループステージ第5節が先月27日と28日に行われ、計12クラブの決勝ラウンド進出が決定した。今月11日と12日に最終節が行われるが、2位通過のクラブが確定していないグループBとFの現状、及びラウンド16進出の可能性を残している各クラブの“突破条件”を整理したい。
なお、同じ勝ち点で複数のクラブが並んだ場合、チャンピオンズリーグでは直接対決時の戦績が優先される(当該チーム同士の直接対決で得た勝ち点→得失点差→総得点→アウェイゴール数の順)。それでも優劣がつかない場合のみ、グループステージ6試合の戦績が順位決定の材料となる(得失点差→総得点→アウェイゴール数→勝利数、アウェイでの勝利数→反則ポイント→クラブ係数)。
GS最終節の相手:バルセロナ(グループB首位)
【ラウンド16進出条件】
(自力突破の条件)
バルセロナに勝利する。
(他力突破のケース)
バルセロナ相手に“引き分け以下”で終わった場合。
※バルセロナと引き分け→インテルがPSVに勝てなければ、トッテナムのラウンド16進出が確定(インテルとトッテナムが共に引き分けた場合、両者が勝ち点8で並ぶが、直接対決時のアウェイゴール数でトッテナムが上回る)。
※バルセロナに敗れる→インテルがPSVに敗れた場合のみ、トッテナムのラウンド16進出が確定。
【トッテナムが敗退するケース】
①バルセロナと引き分け、インテルがPSVに勝利した場合。
②バルセロナに敗れ、インテルがPSV相手に“引き分け以上”に終わった場合。
GS最終節の相手:PSV(グループBの4位)
【ラウンド16進出条件】
(自力突破の条件)
なし(トッテナム対バルセロナの結果待ち)
(他力突破となるケース)
①PSVに勝利し、トッテナムがバルセロナ相手に“引き分け以下”に終わった場合。
②PSVと引き分け、トッテナムがバルセロナに敗れた場合。
【インテルが敗退するケース】
①PSVに敗れた場合(トッテナムの結果は関係なし)
②PSVと引き分け、トッテナムがバルセロナに“負けなかった”場合(インテルとトッテナムが共に引き分けた場合、両者が勝ち点8で並ぶが、直接対決時のアウェイゴール数でトッテナムが上回る)。
③最終節でインテルとトッテナムが“共に勝利”した場合(勝ち点10で両者が並ぶが、直接対決時のアウェイゴール数でトッテナムが上回る)。
GS最終節の相手:シャフタール・ドネツク(グループFの3位)
【ラウンド16進出条件】
シャフタールとの直接対決で“引き分け以上”。
【リヨンが敗退するケース】
シャフタールとの直接対決で敗れる。
GS最終節の相手:オリンピック・リヨン(グループFの2位)
【ラウンド16進出条件】
リヨンとの直接対決で勝利する。
【シャフタールが敗退するケース】
リヨンとの直接対決で“引き分け以下”に終わった場合。