予防接種で使用済み針 大村の民間医療機関

 大村市は30日、市医師会に業務委託しているインフルエンザの予防接種で、4歳男児に誤って使用済みの注射針を刺す事故が発生したと発表した。男児に健康被害は確認されていないという。
 市こども家庭課によると、男児は27日、予防接種を受けに姉と市内の民間医療機関を訪れた。その際、医師が姉に使用した注射器を廃棄せず、そのまま男児に針を刺したという。医師はすぐに誤接種に気付き両親に謝罪。姉の感染症を検査したが、陰性だった。
 同課は「医療機関に事故防止の研修を徹底するよう要請する」としている。

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